傘を差そうか差すまいか、シトシトと静かに降る霧のような雨、窓際の木の葉も時折お辞儀している。お日様の苦手な私には、ある意味ロマンティックな思いすら浮かぶ好きな季節だ。遅い朝、カーテンを開けても強烈な日の光は、差し込まないしお客様もセールスも少ない。この原稿と会合さえ無ければお気に入りの季節だ。売上げが少ないのが難点だがどうせ夏になれば、こんな間抜けな感情など忘れさせてくれるぐらいの賑わいがやってくると諦めにも似たタガを括る。カーテン越しにボケーと川の流れに目をやりながら時を過ごす。河鹿蛙の鳴き声に日の暮れの近いことに気付き時計を見る。子供時代の授業中に空虚に先生の声を聴きながら窓の風景に思いを巡らせた時の様な感じ。責任も無ければ義務感も無い気楽な時の思いと言う感じ、良いモンです。こんな楽しい空虚な時を容赦なく遮
断するのがお決まりの電話の音だ。以前に私は、変な電話恐怖症ともいえる症状が出たことがある。不思議な症状だった。電話の受話器を持つと動悸し呼吸が苦しくなる。通話を止めると平常に戻る。耳鳴りもしてたな。医者に掛かり24時間監視する心電計を付けても異常は見つからなかった。心因的ななにかの理由だろうが自分自身思い当たることがない。原因不明だ。新し物好きだし話し好きな
私にして現代のコミュニケーションは、度が過ぎているのかも知れない。五十を過ぎて情報最前線に立つのは少々シンドイと言うのが本音だ。
 さて昨年の初頭までは、実験程度に過ぎなかったWeb-TV会議も相手は限られるモノのすでに日常的なツールとなった。音声だけのコミュニケーションツールも技術革新が進んでいる。音質が非常に良くなり電話など比較にならない臨場感を持ったモノが登場してきた。これなど従来のPC通信では、ある意味必需品であった鬱陶しいヘッドフォンも必要なし、スピーカーとマイクでハウリングも起こさずに通話出来る。文字では伝えにくいのだが非常に自然な会話が出来ると言う感じ。会話は、これを使いながらメールやチャットで資料の交換を行い映像は、別のソフトで補完する。こんな合わせ技も自然に出来る。この音声ツールは、以下のサイトで入手出来る。
http://www.skype.com/home.ja.html
このツール、我が家ではちょっと変わった使い方をしている。息子が帰ってきた為、事務所が手狭となり一番働きの悪い私がはじき出された。10メートル程度離れた別部屋に一人で仕事をするという状態。元々家族経営なのに一人だけ別というのは寂しすぎる。そこでこの通話ツールを伝声管(インターフォン?)代わりに利用してコミュニケーションを計るという方法だ。ただしこれ家族にはいたって評判が悪い。これでは内緒話がまったく出来ないと言うのだ。使用するマイクの質にもよるが、周囲の音も良く拾う、まぁそれ位、臨場感のある音声ツールという事ですな。ちなみに私の方のマイクは、カットすることも出来るので不都合な音は、家族へは聴かれない様にしている。?誰です、社員の監視用に使ってみようと考えた人・・つかえます。6名までなら同時通話の会議にもつかえます。これなら変な病気も出ないかも知れない。