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49.健康型温泉地づくりへの歩み
    外客誘致は穏やかに・・

自分達の町を見つめ直す事からスタートし視点を変えてトライをする。ある時は、露天風呂であったり、その町並みであったり、イベントであったりと先人もきっと同じ思いで「あれこれヤッタに違いない」等と温泉街の歴史に思いを馳せながら私自身も繰り返えしている。良くもまぁ飽きもせず取り組める物だと思う。かっこいい事は、言えるが結局のところ欲とエゴとの二人連れ、食っていけなきゃ話にならんし、他の温泉地との差別化は、地域エゴとも言える。迷いも悩みも一杯抱えながら次の世代までの中継ぎと割り切って突っ走る。 昨年始めた温泉指南役の養成事業は、我々が目指す観光面でのイメージアップによるPR事業に端を発し結果的に行政の福祉や医療事業にも連携する事になった。昨年度、町内の高齢者対象に行った旅館の浴場と広間で行う健康講座の開講「いきいき21事業」は、旅館が送迎し施設を使い温泉指南役も行うというものだ。三軒の宿の協力で延べ9回行った。商売として成り立つ物とは思えないが行政への協力姿勢は次のステップのきっかけとなった。雰囲気として行政も町村合併を踏まえ町のアイデンティティーをしっかりとアピールしておく必要があり、すんなりと連携出来たように思える。湯原には、振り返れば温泉以外誇れる物が無いというのが実感して頂けたのだろう。温泉ネタは、マスコミにもウケが良く関連イベントの多い湯原は、県内での露出度でも群を抜いている。新聞のデーターベースで各町村名や観光地で記事検索すれば行政も理解出来るだろう。それらの事が追い風になり、さらに踏み込んだ事業という事となった。それが医療との連携だ。名付けて「HotDockプラン事業」。町立の温泉病院が破格の値段で人間ドックを行ってくれるというのだ。これを各宿の宿泊プランとして売り出そうと言う試み。連泊を狙った湯治型や一人旅への対応も工夫しようと言う企てだ。しかし現実には、一部の宿を除き湯治への対応は、ある意味で未知への挑戦。古くは、当然であった事が忘れられている。恐る恐るのスロースタートというのが現実だ。先進地に学びながら現代の湯治宿のあり方を勉強していきたい。 行政には、少々不安な動きもある。それは小泉首相の「観光立国」に呼応した急激な外客誘致の姿勢だ。こちらも田舎の温泉地だけに不慣れな上、心構えが出来ていない。特に湯原の場合、空路のある韓国での誘客に主眼を置いているが単価的な問題や環境整備など準備態勢はまったく行われてない中で行政主導の積極姿勢も度が過ぎると考え物と思われる。緩やかな変化が望ましいと思うのだが戸惑いを感じているのは、私だけだろうか。