2004年03月

健康型温泉地づくり

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49.健康型温泉地づくりへの歩み
    外客誘致は穏やかに・・

自分達の町を見つめ直す事からスタートし視点を変えてトライをする。ある時は、露天風呂であったり、その町並みであったり、イベントであったりと先人もきっと同じ思いで「あれこれヤッタに違いない」等と温泉街の歴史に思いを馳せながら私自身も繰り返えしている。良くもまぁ飽きもせず取り組める物だと思う。かっこいい事は、言えるが結局のところ欲とエゴとの二人連れ、食っていけなきゃ話にならんし、他の温泉地との差別化は、地域エゴとも言える。迷いも悩みも一杯抱えながら次の世代までの中継ぎと割り切って突っ走る。 昨年始めた温泉指南役の養成事業は、我々が目指す観光面でのイメージアップによるPR事業に端を発し結果的に行政の福祉や医療事業にも連携する事になった。昨年度、町内の高齢者対象に行った旅館の浴場と広間で行う健康講座の開講「いきいき21事業」は、旅館が送迎し施設を使い温泉指南役も行うというものだ。三軒の宿の協力で延べ9回行った。商売として成り立つ物とは思えないが行政への協力姿勢は次のステップのきっかけとなった。雰囲気として行政も町村合併を踏まえ町のアイデンティティーをしっかりとアピールしておく必要があり、すんなりと連携出来たように思える。湯原には、振り返れば温泉以外誇れる物が無いというのが実感して頂けたのだろう。温泉ネタは、マスコミにもウケが良く関連イベントの多い湯原は、県内での露出度でも群を抜いている。新聞のデーターベースで各町村名や観光地で記事検索すれば行政も理解出来るだろう。それらの事が追い風になり、さらに踏み込んだ事業という事となった。それが医療との連携だ。名付けて「HotDockプラン事業」。町立の温泉病院が破格の値段で人間ドックを行ってくれるというのだ。これを各宿の宿泊プランとして売り出そうと言う試み。連泊を狙った湯治型や一人旅への対応も工夫しようと言う企てだ。しかし現実には、一部の宿を除き湯治への対応は、ある意味で未知への挑戦。古くは、当然であった事が忘れられている。恐る恐るのスロースタートというのが現実だ。先進地に学びながら現代の湯治宿のあり方を勉強していきたい。 行政には、少々不安な動きもある。それは小泉首相の「観光立国」に呼応した急激な外客誘致の姿勢だ。こちらも田舎の温泉地だけに不慣れな上、心構えが出来ていない。特に湯原の場合、空路のある韓国での誘客に主眼を置いているが単価的な問題や環境整備など準備態勢はまったく行われてない中で行政主導の積極姿勢も度が過ぎると考え物と思われる。緩やかな変化が望ましいと思うのだが戸惑いを感じているのは、私だけだろうか。

温泉指南役:全国デビュー!!

ny1sbfvt.JPG    大成功!!
    温泉指南役・全国フォーラム!!

一昨年から準備に掛かり、昨年5月と9月の温泉指南役養成セミナーで計42名の指南役を創出しました。知識はあってもお客様に巧く伝えられないという最大の難問もその部分を芝居仕立ての口上に仕立てて何とかクリアー。いよいよ全国デビューを果たそうと言うことで2月17日、先駆的な肘折温泉、いわき湯本温泉、赤倉温泉のご協力を得て東京千代田区平河町にある都道府県会館で「温泉指南役・全国フォーラム」を開催いたしました。いわき湯本、赤倉、肘折の事例発表の後、いよいよ我が湯原温泉の順番が回ってきました。まず旅館青年部が演じます「露天風呂湯浴み指南の口上」で幕開けです。拍子木の合図が入ると舞台後方から綺麗どころ4名が持つ指南役の幟を押し立てて、スススとすり足で青年部7名が登壇。背広姿に上下という出で立ちも板に付き、再びの拍子木の合図で口上が始まった。 「とぉざい、とぉうざい~~~。本日は、砂噴き湯へのご来湯ありがとうございまつる。我らは、湯原温泉の温泉指南役にござ~~いまつる。この砂噴き湯は、古代の湯治の姿をとどめる場所にて我らが守り続ける秘湯にございまつれば~昨今の観光用の露天風呂とは訳が違いまする~故に~後来湯の皆々様には、我らが掟、法度に従い湯浴みいただきまつる~。」座長のこの発声に「スワ何事かはじまらん」と場内静まりかえり、その後の6つの法度の部分ではあまりの強烈さにマスコミ関係者も唖然の様子。最後に再び座長の口上「ここにご参集の皆々様は・・略・・ただ~し湯当たりなされぬよう~、ほどほどと思し召せ。初日、二日においては、日に一度、三日辺りになれば湯が身体になじみますれば~朝夕の二度に。三度以上は、お命をお縮め参らせ候。ゆめゆめ、湯巡りなどと浅はかは、成されぬように。・・略・・」隅から隅まで、ずずずい~っと、御願い上げたて~まつりまする~。」この後、私の事例発表となったのだが、この強烈な口上の後では影が薄く与えられた20分もさらさらと流れ消え入ってしまった。湯原温泉としては大成功のアトラクションとなった。その後、コーディネーターのトラベルニュース社長奧坊氏の進行の元に全旅連石川満専務、野口冬人先生、松田十泊先生、郡司勇先生、西本梛枝からご意見を頂戴し、熱気さめやらぬ間に交流会場の赤坂プリンスホテル最上階に移動、各温泉地も積極的に情報交換を行い大盛会にて終了いたしました。この会にお招きした先生方は、皆さん自らが筆を持たれる方ばかり今後、取材で次々とお越し下さる旨のお言葉も頂戴し、今は、とにかくお越し頂いた湯原の町が期待を裏切らない町であるように地元を固める事に力を注いでいます。尚、今回の企みは準備段階から地元NHKや民放のTV局が密着取材、現在各社が町づくりのドキュメント番組として放送下さっており、地元での反応が非常に良くなりました。今後、温泉をアイデンティティーとする私達の活動は活気が出てきそうです。
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